私は今、病院で看護助手のお仕事をしています。
半年ほど前から新しく少し年下の40代の女性が入職してこられました。
第一印象は何も悪い点はなく、うまくやっていけるだろうと思ってました。
ひと月経つか経たないか、という頃から少しづつ違和感を感じ始めました。
私はその前一年ほど先に入職して働いていたのですが、
そんな私や、他のさらに先輩スタッフに対して、どんどん思ったことを言ってくるんです。
例えば、『その作業って、今しないといけないんですか?』とか、『それってやらなくてもいいんじゃないですか?』とか…
いやいや、ずっと前から、この病棟の助手の仕事として頼まれてやってることだし、主任さんからも直接頼まれたり、引継ぎしながらやってきてることだし…なんでそんな風に思うの?、というか、思っても黙って与えられた業務をこなしていくだけだし、不思議な事ある?
一番に思ったのは、まだ最低限の仕事を覚えてないのに、余計な事に口出しするとか100年早いわ!(; ・`д・´)
その他にも、口には出さなくても態度にもろに表れる不満・不服・不機嫌な空気。
そういう時にこそ、なんでなのか言ってくれたら良いのに、一人でぷんぷんして、話しかけても一切こちらの顔も見ないで無視。
後から分かったことだけど、結局不満だった理由は
患者さんの移動のお手伝いや案内・お迎えの仕事が回って来ず、自分は空き部屋の掃除ばっかりさせられてる、ということだったみたいです。
いやいや、そんな日もあるし!私だってあなたよりずっと前からやってて掃除ばっかりの日も当たり前だと思っやってきたし、掃除だって助手の基本的な仕事でしょ!!
…と、言えるわけもなく、そんな日が何か月か続き、彼女のご機嫌の波を受けながら
なぜか気を使いながらの日々。
ついに私も限界がきて(胃が痛くなってきて)、仲の良いスタッフさんが気が付いてくれて、主任さんから師長さんに相談してくださいました。
助手の仕事も、スタッフの連携が必要だし、こんな状態ではやっていけないので、私としては自分の体のことを最優先して、退職するつもりだと伝えました。
師長さんには、私が辞めるより彼女に辞めて貰いたいと言っていただきました。
そんな一言でもだいぶ心が救われた思いでした。
私も彼女も同じ派遣会社から来ていたので、まずは派遣会社の責任者が面談を行うということになりました。
彼女にはうまく言って、私からのクレームだとは伝えないように面談してくれました。
でも、正直言って何も期待してなくて、私は辞めるつもりでした。
面談のあった日、彼女の態度がどのように変わるか、ドキドキでした。
第一声、気持ちの笑顔で「お疲れ様でーす」(^-^)
…!?
何があった?何を言われた?
その後も終始にこやかに、私や他のスタッフともコミュニケーションをとりながら
積極的に動き、嫌な顔せずに働いて帰って行きました。
ホント、何を言われたの!?
その日だけじゃなく、その後今に至るまで特に問題なく業務がこなせるようになり、
私としては仕事が出来れば文句はないので、それはそれで良かったのですが…
派遣会社の人って、クレーム対応には慣れてるんでしょうか?何か魔法の言葉でもあるのでしょうか?
彼女は、派遣会社から『注意された』と言っていたので、少なからず何かを反省したんだとは思いますが、一瞬でそんなに変われるもんなんですかね?不思議です。
40代の女性でシングルマザーで子育てしてきた人の、今までの苦労やプライドや自信等々、出来上がった性格ってそんな一瞬で変えられるんだと、ただただ驚いている私です。
とりあえず、すぐに退職する必要はなくなったので、もう少し頑張ってみようと思いました。
ちなみに、胃のあたりの違和感が消えないので、先日診察してもらった話を改めて
記録してみようと思います。
長々と読んでいただきありがとうございました!